米疾病管理予防センター(CDC)が同機関の死亡事例調査および監視システムを強化する技術プラットフォームの開発にCertara社を指名

2019年3月5日

Certara社は、オピオイドの過剰投与に起因する有害事象の追跡や全容解明など、CDCが公衆衛生上の最優先課題に迅速に対応することを可能にする死亡事例の効率的な収集および共有を実現する政府情報システムOpenMDI(オープン系法医学的死亡事例調査システム)をCDCと協力して開発します。

ニュージャージー州プリンストン – 2019年3月5日 – モデルを活かした医薬品開発、レギュラトリーサイエンス、リアルワールドエビデンス、マーケットアクセスサービスの分野で世界をリードするCertara®社は、米疾病管理予防センター(CDC)の死亡事例調査および監視システムの強化を目的として同機関と契約締結したことを本日公表いたしました。業界をリードする当社のOpenPharma™技術と、CDCが保有するOpenCDCのオープンシステムを組み合わせることでOpenMDIを開発します。この新しいOpenMDIプラットフォームでは、薬物による死亡事例の収集と米国各州の電子死亡登録システムの相互運用性において適時性と品質が向上されています。

本開発プログラムは、新たな公衆衛生上の優先課題に取り組む応用研究活用の計画に関して公表された一般調達通知書の中でCDCが認定した10個の重点領域の1つでした。

「CDCによる世界中の公衆衛生上の課題対応において、従来の分析手法から予測分析とほぼリアルタイムで収集されるデータを活用する手法への切り替えを実現することはCertara社のミッションの中核を担います。」と当社CEOであるDr. Edmundo Munizは述べています。「当社は光栄にもCDCとの協力を通して多様なデータを安全かつ専用のシステムに集約する死亡事例調査および監視システムの開発を担うという栄誉を与えられました。本システムの開発によって、米国における薬物過剰摂取による危機に対処する意思決定を目的とした分析、ビジュアライゼーション、その他の重要情報の報告が円滑に遂行されます。」

CDCの全米保健医療統計センター(NCHS)によれば、毎日130人以上の米国人がオピオイド(処方オピオイドやヘロインを含む)の過剰摂取により死亡しています。 1 また、2017年には70,200人以上の米国人が薬物の過剰摂取により死亡したと推定されています。その中で最も急激な増加がみられたのは、フェンタニルおよびフェンタニル類似体(合成オピオイド)に関連した死亡であり、約3万人が過剰摂取により死亡したと報告されています。 2

「我々の公衆衛生におけるミッション達成には、官民間のパートナシップが不可欠です。Certara社のようなパートナー企業は、OpenCDCやHL7のFHIRといった他のオープン技術によってパブリックドメインにもたらされた最新のソフトウェア開発実践手法の採用を通して、オープン技術への明確な取組みを実証しています。」と、CDCのNCHS人口動態統計部門ディレクターであるSteven Schwartz氏は述べています。「これらの資産を活用する特定の機能を有したソリューションを構築することで、長期的観点から相互運用性や持続可能性、費用対効果をさらに向上させた公衆衛生を対象とするソフトウェアを開発する道が開かれます。」

CDCはデータを中心に据えた組織であり、国内や世界に向けた公衆衛生上の問題に関する情報提供を目的とした、最も安全かつ効率的な、洞察力に優れた手法による情報管理を主要業務としています。CDCは、米国の57の管轄区域と、文字通りの数千のデータシステムからデータを受け取っており、その役割はますます複雑なものになっています。これらのシステムは、同機関による公衆衛生監視や積極的な対応を支援するにあたって、現在必要とされるリアルタイムデータ送信の自動化や情報交換を促進するように設計されていません。

当社のオープン・アプリケーションプログラミングインタフェース (OpenAPI)の仕様に準拠したOpenPharma技術は、高度なヘルスケアソリューションの構築を目的とした、大規模かつ最新の、リアルタイムサービスを基盤としたアーキテクチャプラットフォームを提供します。OpenPharmaは、さまざまなデータ型の取込みや変換、マシン間トランザクションのリアルタイム処理、安全な分散型コラボレーション(ヘデラ・ハッシュグラフ分散型台帳技術を使用)の処理に対応します。

本契約を通して、当社はCDCが掲げる以下の課題に取り組みます。

  • 監察医および検死官(ME/C)が所属する検視局において、公衆衛生に影響しうる死亡に関する重要情報の共有を支援する、データ規格と規格に基づいたデータアクセスメカニズム(例として、HL7の迅速な医療情報相互運用のためのリソース(FHIR)におけるアプリケーションプログラミングインタフェース)の開発
  • ME/Cを対象としたデータ規格に基づく拡張可能な、SaaS型電子ケースマネジメントシステムシステムの利用拡大
  • 既存のME/Cケースマネジメントシステムにおける相互運用性の改良方法の特定。相互運用性の改良によって、有意義かつ自動化されたデータの多方向送受信や使用、さらには複数の州にわたる最優先の脅威に対する統合的な対応を実現
  • ME/C電子ケースマネジメントシステムと、州ごとの電子死亡登録システム、およびもう1つの電子公衆衛生システムとの統合。

これらの進歩によって、現在および将来にわたって直面すると考えられる公衆衛生上の脅威に対してCDCがとる対応の効率性および適用可能性を最大限に向上させることが可能となります。

参考文献

  1. https://www.cdc.gov/nchs/data/databriefs/db329_tables-508.pdf#4
  2. https://www.drugabuse.gov/related-topics/trends-statistics/overdose-death-rates

Certara社について

Certaraは、モデルを活かした医薬品開発、レギュラトリーサイエンス、リアルワールドエビデンスおよびナレッジインテグレーションを通して優れた医薬品開発および患者治療の意思決定を実現します。これにより、研究開発の生産性、商業的価値、患者のアウトカムを最適化します。当社のお客様には世界60ヵ国に及ぶ数百社の製薬企業、著名な学術機関、そして主要各国の規制当局などが含まれます。詳細については、https://www.certara.com (英語) / https://jp.certara.com/ (日本語) をご覧ください。



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