Cardiac Safety Simulator

医薬品候補化合物の心毒性リスクへの対応

Cardiac Safety SimulatorTM (CSS) は、生理学的薬物動態 (PBPK) モデリング & シミュレーションを心筋細胞モデルと統合することによって医薬品の心臓安全性を予測するソフトウェア・ソリューションです。本製品は独立した製品であり、当社の Simcyp® Simulator とは別に購入することが可能です。

薬物性の心血管系副作用は、医薬品の市場撤退の主な原因の1つであり、医薬品添付文書における使用制限に関連する事項の1つでもあります。そのため、心拍のリズムが異常を示す不整脈を引き起こす可能性の高い新薬候補を、研究開発の早期段階において同定することは、製薬企業にとって重要な関心事項です。

ICH (医薬品規制調和国際会議ガイドライン) E14 によれば、全身循環に曝露される全ての医薬品は、健常人を対象としたThorough QT/QTc 試験を実施して臨床用量を上回る投与量 (supra-therapeutic dose ) における心拍数で補正された QT 間隔延長 (QTc) を評価することが要求されています。しかし、QT/QTc 評価試験は多額の費用を必要とするため、医薬品候補化合物の臨床プロファイルが全て明らかになる前に開発が早期に中止される可能性を懸念する科学者もいます。

米国食品医薬品局 (FDA) と当社も加盟する Cardiac Safety Research Consortium (心臓安全研究コンソーシアム) は、QT/QTc 評価試験の代替手法として CSS を用いたバイオシミュレーション手法などを現在評価しています。CSS は、以下の項目について研究者を支援する機能を提供します。

  • 心臓イオンチャネルの阻害を考慮することで、催不整脈作用の潜在的な発生リスクを評価
  • 薬物性心毒性に対する人口統計学、生理学的、および遺伝学に関連する因子の影響評価
  • 複数の治療を受ける可能性がある患者の考慮を目的として、複数の薬物が心室のイオン電流やシミュレートされた心電図 (ECG) に及ぼす影響を評価

利点

  • 安全性に関わる潜在的な問題を早期に認識:強化された定量的構造活性相関 (QSAR) モデルにより、in vitro データが測定されていない状況でも薬物性のイオンチャネル電流阻害の評価が可能です。
  • ソフトウェア投資対効果の最大化:CSS を 母集団 IVIVE (In Vitro In Vivo Extrapolation) / PBPK の最先端プラットフォームであるSimcyp Simulator と連携することが可能です。
  • 複雑なソフトウェア習熟の時間を削減:CSS はモデル解析実務担当者以外にも直感的かつ容易に操作できるように設計されています。
  • オールインワンツール:柔軟性に優れた Microsoft Excel に基づく新規ツールにより、シミュレーション結果の視覚化および解析性能が強化されました。




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