成長を続ける市場の動向、医療制度と政府の予算削減、さらにイノベーションに求められるコストの増加といった外部環境の変化は、効果的に医薬品の価値を実証し社会に発信していくうえで大きな難題を突き付けています。
ライフサイクル全体にわたる解析とモデリングの活用により強化された当社の商品化、アウトカム研究(HEOR)、および市場アクセスのチームが、お客様の評価と、明確な価値の実証を支援します。他に類をみない専門性と高度な分析手法に加えて、保険者、医療技術評価 (Health Technology Assessment:HTA) コミュニティとの協力関係を適切に活用することで、重要な意思決定に有用な情報を提供し、お客様の製品が市場に与えるインパクトを最大化します。
サターラのサポート領域例
意思決定分析とモデリング
医療経済&アウトカムリサーチ
価格設定
リアルワールドエビデンス
米国・EU におけるペイヤーエンゲージメント
米国マネージドヘルスケア市場
バリューコミュニケーションソフトウェア
価値と戦略
モデリング & シミュレーション、数学、ベイジアン統計学に関するベスト・イン・クラスの知見を活用し、先進のフレームワークと独自開発のソフトウェアを活用することで以下の項目を実現します。
- 非常に判断が難しいトレードオフの意思決定に対するサポート
- 医薬品評価に向けた戦略的な意思決定に対する情報提供
- アウトカムに基づく契約に及ぼす不確実性の影響の定量化
- 臨床試験における有効性とリアルワールドにおける有用性の間に存在する不確実性の解消
リアルワールドデータの収集とリアルワールドエビデンスの活用が製薬業界に及ぼす影響力は無視できない水準に達しています。現在、市販後安全性の監視や規制に関する意思決定におけるリアルワールドにおけるエビデンスの活用は規制当局にとって常識の取り組みです。また、開発企業における治療法確立をゴールに据える臨床試験のデザインや観察研究のサポートにリアルワールドにおけるエビデンスを活用する取り組みはますます活発化しています。同様に医療制度においても適用範囲に関する意思決定の裏付けを目的としてリアルワールドにおけるエビデンスの収集と活用が進められています。
製薬業界をリードする当社のチームは、ビジネスおよび科学の両方に対応したライティングと申請に関するサービスを提供するうえで、リアルワールドエビデンスの戦略とデータ解析に重点的に取り組んでいます。
薬価と最適な損益分岐点の関数として市場における需要を単純に判断する時代は既に過去のものです。
現代社会における医療保険者との協議では、「価値に基づく薬価設定」とも呼ばれる明瞭な理論的根拠に基づく提案が前提条件となっています。また、政策決定者は度重なる政府の介入を背景として価格を抑制する立場を取っていると思われます。
当社独自のプラットフォームは、意思決定分析と戦略的なスケーリングによってパイロットからパフォーマンスに基づく契約への移行に貢献します。